・あらすじ:
考古学者であるアラン・グラント博士のところにやってきた世界的な大富豪ジョン・ハワード。
彼はある無人島にテーマパークをオープンさせることを提案する。
そのテーマパークは「ジュラシックパーク」という名前で、現代の最新技術を駆使して恐竜を蘇らせ、パーク内で恐竜を見ることができるというものだった。
ジュラシックパークのオープンにあたり、様々な分野の専門家から意見を聞いているというハワードは、アランに対して研究費の提供という提案を行い、アランもまたその条件に従ってジュラシックパークを訪れることにする。
アランたちがついた無人島では、既にハワードの手による最新のバイオテクノロジー技術によって多くの恐竜たちが生活をしていた。
ジュラシックパークのオープンに先駆けてハワードはアランたちをパークのツアーに連れて行くが、その裏では恐竜を蘇らせる技術の一部を盗もうとパークのエンジニアが画策していた…!
・見どころ:
現代に生きた恐竜が出現したらどうなるか?
これはそんな人間のひとつの欲望を叶えたパニック映画です。
この映画の見どころは、「最新技術によって復活した恐竜」という設定ですが、映像の中に登場する恐竜たちもまた、当時の映像技術の粋を集めて作られたものとなっています。
その映像技術は公開から20年以上経った現在でもなお決して遜色のあるものではなく、恐竜のもつ迫力は画面を通して伝わってきます。
加えてサム・ニールやジェフ・ゴールドブラムといった名優たちを起用していることによって、ただのパニック映画というだけでなく恐竜の出ていないシーンであっても画面が引き締まります。
恐竜に追われながらも生命の神秘に気付かされる、そんな映画であるといえるでしょう。
・感想:
ジュラシックパークはこの作品の後も数々の続編が作られました。
最近では「ジュラシック・ワールド」という新作も公開されており、日本を含めて世界中に熱狂的なファンが多いことでも知られています。
この映画がスゴイのは、その特撮技術です。
公開されたのは1993年ですが、現在では当たり前のようになりつつあるCGなどをほとんど使わず、特撮技術のみで映画が作られています。
それでいて現在の目線で見ても全く違和感や見劣りがしないというのは、さすがスピルバーグといったところでしょう。
サム・ニールやジェフ・ゴールドブラムといった「ムダに緊張感のある演技」もストーリーを盛り上げるのに一役買っています。