・あらすじ:
超犯罪都市ゴッサム・シティ。
ここは強盗や殺人などといった犯罪が日常的に行われる町である。
そんなゴッサム・シティで犯罪者を次々と撃退していく謎の怪人物がいた。
全身黒ずくめのマントと仮面をかぶったその怪人物はいつしか「バットマン」と呼ばれるようになった。
バットマンの正体を追いかけるジャーナリストのノックスとヴィッキーは、ある日ブルースという富豪と知り合う。
いつしか互いに惹かれあうブルースとヴィッキー。
折しもゴッサム・シティでは「ジョーカー」という謎の人物が出現していた。
ジョーカーの正体はゴッサム・シティを牛耳るマフィアのひとり、ジャック・ネイピア。
幹部の愛人に手を出したためマフィアに粛清されたジャックはその時に負った負傷がもとで精神に異常をきたしていた。
ゴッサム・シティを舞台にバットマンとジョーカー、二人の怪人の対決が始まった。
・見どころ:
現在に至るまで何度も映画化されてきたバットマンですが、今回紹介するのはその原点ともいうべきティム・バートン監督版です。
バットマンのもつ「ダークヒーロー」的な個性を存分に引き出した演出は、その後作られるバットマン映画のひとつの指標となったことは間違いないでしょう。
また、この映画で忘れてはならないのがバットマンの宿敵ジョーカーを演じたジャック・ニコルソンです。
ジョーカーといえば「ダークナイト」でヒース・レジャーも演じており高い評価を得ていますが、このジャック・ニコルソンの演じたジョーカーもまたその怪演も相まって強烈な印象を残しています。
精神に異常をきたした快楽殺人者という通り名がまさにピッタリな演技、一度みたら忘れられない個性的な風貌など、このジョーカーなくして今日のバットマンはないといえるでしょう。
・感想:
「見どころ」ではジョーカーを紹介しましたが個人的にはヒロインのヴィッキーを演じたキム・ベイシンガーのセクシーな演技に釘付けでした。
キム・ベイシンガーといえば「ナインハーフ」や「花嫁はエイリアン」などの妖艶な演技に定評がありますがこの「バットマン」でもその魅力は健在です。
職業はカメラマンということですが、どう見ても「カメラに撮られる側」でしょう。
怪優ジャック・ニコルソンにセクシー女優キム・ベイシンガーを擁するティム・バートン監督のこのシリーズは、最近のクリストファー・ノーラン監督のシリーズにも決してひけはとらないと思うのです。