・あらすじ:
ジム・フェルプス率いる凄腕スパイチームIMFに指令が届く。
その任務の内容は、CIA情報メンバーのリストを盗んだ大使館員のゴリツィンとそのリストの買い手を突き止めるというもの。
イーサン・ハントをはじめとするIMFメンバーたちはフェルプスの作戦に従い大使館へ潜入するが、フェルプスの作戦は敵組織に筒抜けだった。
結果、イーサン以外のINFメンバーはことごとく殺害されてしまう。
生き残ったイーサンはCIAのキトリッジからIMFの内部に内通者がいることを知らされ、今回の作戦はその内通者を見つけることが目的だったのだという。
そのうえイーサンはキトリッジから内通者の疑惑をかけられてしまう。
辛くもキトリッジから逃れたイーサンは、フェルプスの妻であるクレアとともに本当の内通者を探すことを決意する。
だがそこには十重二十重に仕組まれた数々の罠がイーサンを待ち受けていた。
果たしてイーサンはこの「不可能指令」を成功させることができるのか。
・見どころ:
最近になって最新作が公開された「ミッション:インポッシブル」シリーズの記念すべき第一作です。
この映画は、かの「スパイ大作戦」の映画化作品ということである一定の年齢以上の方には懐かしいBGMとともに評価された作品ともいえます。
また、トム・クルーズが本格的アクションに挑戦した映画としても知られており、それまで演技派として様々な役柄を演じてきたトム・クルーズがこの映画でアクション映画もこなせることを証明してくれました。
現在もなお新作が作られていることからも高い人気をもった作品であり、そのアクションのスケールもシリーズを追うごとにパワーアップしています。
新作を見る前の「予習」としてこの1作めを見るのも面白いかもしれません。
なお、共演者としてフランスの女優エマニュエル・ベアールも出演しており、その妖艶な演技も一見の価値ありです。
・感想:
これまでトム・クルーズといえばどちらかといえばアクションがあまり得意なイメージがありませんでした。
そのイメージがこの映画で180度転換します。
それぐらい、この当時の「ミッション:インポッシブル」という映画に対するインパクトは大きかったものです。
現在ではトム・クルーズがアクションすること自体はそれほど珍しいものではありませんが、この当時までにトム・クルーズが出演してきた作品を眺めてみるとその特異さが際立ってくることがわかると思います。