・パンフレットは映画の情報の宝庫
映画が好きだという人の中には、映画館まで足を運んだ際にパンフレットも買ってしまうということも多いのではないでしょうか。
パンフレットの中には様々な情報が書かれていますので、映画の世界をより深く楽しむことができます。
キャストやスタッフのインタビューやストーリーの解説、撮影の裏話などじっくり読んでみるとかなり楽しい情報が満載、それがパンフレットなのです。
しかし、映画館まで足を運んだ人がなぜ買ってしまうのか。
そこにはただ単に情報が満載だから、という理由以外にも様々なものがありそうです。
・基本的に「そこでしか買えない」
かつてDVDやブルーレイというものが一般的ではなかった時代、映画館で見た映画をもう一度体感するためにはパンフレットは欠かせない存在でした。
もちろん映画本編の映像が流れるわけではありませんが、本編と同じ内容の写真やストーリーの紹介が載っていますので、パンフレットを開くことで脳内で映画の様子が再生できます。
当然ながら映画館でしかパンフレットは売られていませんので、映画を見に行った人はこれを買わないと自分の手元に「映画を置いておく」ことができなかったのでしょう。
現在ではDVDやブルーレイが普及していますので、見たい映画があればいつでも見ることができるようになっていますが、かつてこうした経験をしたことのある人にとってはパンフレットは欠かせない存在なのかもしれません。
・時期を逃すと手に入らない
パンフレットのもつもうひとつの意味は「公開期間中しか買えない」という点にあります。
確かにオークションや古本屋などで映画のパンフレットを買うことはできますが、公開当時にその場で買ってこそパンフレットの意味があるのです。
また、買い逃したパンフレットがあった場合に運良くオークションや古本屋などで見つかるという保証もありません。
映画ファンの中には、見た映画は必ずパンフレットを買う、という人もいるほどで、
もしも手に入らなかった場合は他の映画館を回って買うということも珍しくありません。
上映期間中であれば必ずしも映画を見なくてもパンフレットだけ買うことができます。
「期間限定」というのはどこの業界でもよく使われる手法ではありますが、映画のパンフレットというものはまさにその代表ともいえる存在です。
こうした点も含めて見た映画のパンフレットは買える時に買っておきたい、そんな心理が働くといえるでしょう。