・英語は全くワカリマセン
映画が好きな人であれば、必ずといって良いほど論争となるのが洋画の「吹き替え」か「字幕」のどちらがおすすめか、というものです。
いずれも英語がわからない日本人が洋画を楽しむために開発されたものに変わりはありませんので、その目的は同じです。
なので、どちらがおすすめなのかということについては全くの個人的な主観となりますが、それぞれのメリットとデメリットについて考えてみました。
・字幕のメリットとデメリット
字幕のメリットは「その映画のオリジナル・バージョン」を楽しむことができるという点にあります。
これは、映画の中でキャストが歌を歌ったりする場合に特に顕著なケースとなります。
たとえば吹き替えの場合会話などのセリフはともかく、歌を歌うシーンについては当然ながら英語の歌詞なのでその場面はオリジナルの音声となります。
結果的に会話シーンとのギャップが発生し、そこに違和感が生まれることとなってしまいます。
最近ではこのようなシーンがあれば吹き替え担当声優がオリジナルに近づけた歌を歌うこともありますが、やはり違和感は拭えません。
できるだけその映画をオリジナルに近い状態で見たいということであれば字幕という選択肢となるわけですが、
その反面デメリットは「画面に常にテロップが出ている状態」になる、という点です。
長いセリフなどを読んでいる間に次のシーンに移ったりすることもありますので、わざわざ読むのは少し面倒、という人もいるかもしれません。
・吹き替えのメリットとデメリット
吹き替えのメリットは「情報量が多い」という点です。
字幕の場合はどうしても画面上に出すことができる量に限界がありますので、省略されてしまうセリフなどが少なからず出てきます。
その点、吹き替えであればすべて日本語で吹き替えられますのでセリフが省略されることも少なく、映画をすんなりと楽しむことができます。
しかし、デメリットとしてはオリジナルの俳優と比べた場合にミスキャストと思われるケースがある、という点です。
イメージと異なるキャスティングがあると映画の楽しみも半減してしまいますね。
・結局どちらが良いのか
字幕か吹き替え、どちらが良いのかということですが、最後はやはり見る人が決めることです。
ちなみに、ほとんどのDVDでは日本語吹き替え版も収録されていますので、「字幕を表示させて日本語吹き替えで見る」というハイブリッドな見方もできます。
自分が楽しめる方法を選ぶことが大切ですね。