・あらすじ:
リプリーら7人の宇宙飛行士を乗せた宇宙船ノストロモ号は、惑星LV426からのSOS信号を受信し、その惑星へと到達する。
SOS信号の発信源は異様な姿をした巨大な宇宙船であり、探索に入った飛行士のひとり・ケインは謎の生物に襲われ顔に張り付かれてしまう。
ノストロモ号の船長ダラスは、ケインの顔から生物を剥がそうとするが、生物の体液が強力な酸であることから剥がすことを断念する。
翌日、ケインの体に張り付いていた謎の生物はそのまま死亡、ケインは一見元通りの状態になり乗組員たちと食事をすることに。
しかし、食事中ケインの体から突如謎の生物(エイリアン)が出現し、そのまま宇宙船のどこかへと消えてしまった。
宇宙船ノストロモ号の乗組員たちとエイリアンとの行き詰まる死闘が始まった…!
・見どころ:
その後次々に続編が作られる記念すべき「エイリアン」の第一作です。
この「エイリアン」はその後のシリーズと異なりアクション色よりもSFホラーとしての側面が強く、カメラワークなどの演出もホラー映画のそれに準じたものとなっています。
ギーガーのデザインしたエイリアンの醜悪な姿については今更説明をするまでもありませんが、宇宙船という閉鎖された空間の中で襲われる息苦しさはその後のシリーズでは無い魅力といえるかもしれません。
また、この映画で一躍人気者になったシガニー・ウィーバーはその後のシリーズにも登場するため「エイリアン」という作品を通しての主人公となります。
しかし、この一作目では最後まで生き残るものの主人公然とした活躍は終盤までありません。
このあたりは、リプリーを含めた「ノストロモ号メンバー」の群像劇としても楽しめるポイントかもしれません。
・感想:
その後のシリーズに続くアクションシーンもありますが、全体を通して思うのはやっぱり「怖い」ということです。
もしかすると宇宙のどこかの星にはこんな奇怪な生物がいると思うと、もう怖すぎます。
次に思ったことは、シガニー・ウィーバーが若い!ということです。
それもそのはず、「エイリアン」撮影当時はまだ20代であり、この当時はまだハリウッドでも駆け出しの女優のひとりでした。
そんな彼女の下着姿が見れるのも「エイリアン」ならではの眼福シーン・・・と言いたいところですが、個人的にはそれほど興味はそそられませんでした。
彼女のセクシーな姿を見たい、というのであれば「ゴーストバスターズ」のほうがオススメです。