・あらすじ:
東海岸の大学への進学を明日に控えたカートは、いたずらを仕掛けた車の中にいるブロンド美女に一目惚れをする。
ラジオのDJに彼女へのメッセージを読んでもらうが結局彼女が誰なのかはわからない。
カートの妹・ローリーとつきあっているスティーブもまた、大学への進学を翌朝に控えていた。
そんなスティーブから車を貸してもらえることになったテリーは、その車でナンパに成功するが、車を盗まれてしまう。
同じく車でナンパをする青年ジョンと彼に張り合う男・ボブ。
そのボブの車にはスティーブと喧嘩をしたローリーの姿もあった。
それぞれの思いを胸に、サンフランシスコの夜は更けていく。
そして翌朝、それぞれの旅立ちの時がやってきた。
・見どころ:
この映画には後に有名になる無名時代のスターが多数出演しています。
カートの妹との愛を選ぶスティーブには、後に映画監督として名を馳せるロン・ハワード。
彼がもとは俳優としてキャリアを積んでいたことはよく知られていますが、この作品は無名時代の彼の出演作として最も有名な作品といえます。
カートの妹をナンパする男・ボブにはハリソン・フォード。
彼についてはもはや説明は不要でしょう。
インディ・ジョーンズシリーズをはじめ数々の名作・大作に出演するハリウッドスターですが、もちろんこの当時は無名の新人です。
そんな彼らにスポットを当てたのがジョージ・ルーカス。
「スター・ウォーズ」の世界的大ヒットでSF作家としての印象が強いルーカス監督ですが、まだ駆け出しの頃はこんな青春映画も撮影していた、とある意味新鮮な驚きがあります。
もちろんその演出手腕はこの当時から非凡なものがありますので、安心して見ていられます。
・感想:
この映画を見ようと思ったのはルーカス監督の初期作品だからではなく、ロン・ハワード監督の演技が見たかったというのが大きいです。
今でこそノンフィクション映画を多数撮影しているロン・ハワード監督ですが、そんな彼にも当然ながら新人時代というものがあり、その意味で「入門作」として最適と思ったからです。
さて、ロン・ハワードですが、やはり若いだけあってなんともさわやかなイケメンです。
それにしてもアメリカ人は本当に車が好きですね。
この映画はとにかく誰も彼もが車、車、車…と日本の学生では考えられないほど車ばかり出てきます。
イケメンのロン・ハワードも学生ながら車に乗ってます。
もっとも、この当時は日本人も車が好きな人が多かったのかもしれませんが…。