・あらすじ:
ハイスクールに転校してきたキャメロンは、学園のアイドルであるビアンカに一目惚れ、彼女にアプローチをかけることに。
しかし、彼女には厳格な父親という難敵がいた。
ビアンカの父親は、彼女の姉であるカトリーナを先に誰かとデートさせるという条件をつけており、そこでキャメロンはビアンカと惹かれ合っているジョーイを利用して学園のはみ出し者であるパトリックに目をつける。
パトリックを利用してカトリーナをデートに誘わせようとするものの、筋金入りの男嫌いであるカトリーナはパトリックの強引なアプローチにも全く意に介さない。
しかし、共に過ごすうちに2人はいつしか惹かれ合うようになっていく。
そして、ビアンカもまた軽薄なジョーイに嫌気がさし、キャメロンの気持ちに応えるようになっていくのだった。
だが、ビアンカに振られたジョーイはパトリックを金で雇ってカトリーナに近づけていたことを暴露し…。
・見どころ:
この映画は日本では劇場未公開ですが、「ダークナイト」で一躍伝説の人になったヒース・レジャーの出演作としてDVDなどで高い評価を受けた作品です。
日本では「ヒース・レジャーの恋のからさわぎ」というタイトルで紹介されることもありますが、ここでは敢えて「ヒース・レジャーの~」という枕詞を外します。
さて、この映画の見どころはなんといってもヒース・レジャーが歌う「Can’t Take My Eyes Off You(君の瞳に恋してる)」でしょう。
こんなことをされて彼のことを好きにならない女性はおそらく地球上にはいないと思います。
もうひとつ注目していただきたいのが、映画終盤でビアンカが着ているTシャツの柄です。
ここにはなんと日本語で「阪急電車急行は速い」と書かれており、日本での劇場未公開の映画とは思えないほど「日本ナイズ」されたシーンです。
・感想:
ヒース・レジャーを見ようと思って見たこの映画ですが、彼以外にも多くの個性的なキャラクターが登場し、とても楽しい映画でした。
このサイトで「ヒース・レジャーの~」という枕詞を外した理由はそこにあって、この映画は確かにヒース・レジャー主演の映画ではありますが、決して彼だけの映画ではない、と思ったからです。
それとともに感じたことはアメリカというところはやっぱり「自由な国」なんだと思いました。
家にプールがあって、ダンスパーティーがあって、いろいろと日本とは違うな、と。
もっとも、これはあくまでもアメリカの上流階級の話であってすべてがそうではないとは思いますが。