目次
- 1 50位:イエスタデイズ
- 2 49位:アメージングハイウェイ60
- 3 48位:スノーホワイト
- 4 47位:ある日どこかで
- 5 46位:プリンセス・ブライド・ストーリー
- 6 45位:極道大戦争
- 7 44位:3人のゴースト
- 8 43位:オズ
- 9 42位:フック
- 10 41位:時をかける少女
- 11 40位:ブラザーズ・グリム
- 12 39位:白雪姫と鏡の女王
- 13 38位:パコと魔法の絵本
- 14 37位:コナン・ザ・グレート
- 15 36位:マーラとバイキングの神々
- 16 35位:ゴースト ニューヨークの幻
- 17 34位:スターダスト
- 18 33位:天国からきたチャンピオン
- 19 32位:ふたり
- 20 31位:ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
- 21 30位:ラビリンス 魔王の迷宮
- 22 29位:ナイトミュージアム
- 23 28位:オズの魔法使い
- 24 27位:トワイライト
- 25 26位:ナルニア国物語
- 26 25位:ライラの冒険 黄金の羅針盤
- 27 24位:夢のチョコレート工場
- 28 23位:素晴らしき哉、人生!
- 29 22位:オールウェイズ
- 30 21位:ビッグ・フィッシュ
- 31 20位:フィールド・オブ・ドリームス
- 32 19位:オーロラの彼方へ
- 33 18位:バタフライ・エフェクト
- 34 17位:イントゥ・ザ・ウッズ
- 35 16位:ヒューゴの不思議な発明
- 36 15位:ホビット 思いがけない冒険
- 37 14位:さびしんぼう
- 38 13位:ビッケと神々の秘宝
- 39 12位:シザーハンズ
- 40 11位:魔法にかけられて
- 41 10位:チャーリーとチョコレート工場
- 42 9位:マレフィセント
- 43 8位:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
- 44 7位:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
- 45 6位:メリー・ポピンズ
- 46 5位:アリス・イン・ワンダーランド
- 47 4位:ロード・オブ・ザ・リング
- 48 3位:夢
- 49 2位:ネバーエンディングストーリー
- 50 1位:ハリー・ポッターと賢者の石
50位:イエスタデイズ
・見どころ:
塚本高史と國村隼が親子を演じるタイムスリップもの作品です。
誰もが心の奥底に閉じこめた「後悔」をできるだけ取り除こうとする、そんな映画です。
タイムスリップについての明確な原理の説明はありませんが、メインテーマとして機能する設定ではないので特に問題はないでしょう。
・感想:
國村隼の若い頃、という設定が登場しますがあまり似ていないような気がします。
このあたりはタイムスリップもの作品ではひとつのポイントとなる部分なので、もう少しキャスティングに気をつけていただければ良かったかなと思います。
でも原田夏希はOKです。
49位:アメージングハイウェイ60
・見どころ:
この映画は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズで知られるボブ・ゲイルが監督を務めた作品であり、そのつながりからかクリストファー・ロイドやマイケル・J・フォックスも出演しています。
特にクリストファー・ロイドは脇役とは思えないさすがの存在感を発揮していますので、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズが好きな人にもおすすめです。
・感想:
この映画は、「人間が誰しももっている漠然とした不安」をテーマのひとつとしています。
劇中に登場するグラントは何でも願いをかなえることができる存在として描かれていますが、じゃあそれで一足飛びに願いをかなえてもらえて本当に幸せになれるのか、といえばそれはまた違う話のはずです。
ファンタジー映画ではありますが、人間ドラマとしても見応えのある作品でした。
48位:スノーホワイト
・見どころ:
「白雪姫」をテーマにした映画は数あれど、姫自らが盾と剣をもって戦う映画はおそらくこの映画だけでしょう。
その意味ではファンタジー映画というよりはむしろアクション映画に近いものがあるかもしれません。
グリム童話200年を記念した作品としての側面もありますが、よもやグリム兄弟も200年後にこんなアレンジを加えられるとは思わなかったことでしょう。
・感想:
この映画はその後続編が作られる予定となっており、全3部作のうちの1作とされています。
白雪姫といえば、「絶世の美女」という設定だけになまじの女優では演じることは難しいのですが主演のクリステン・スチュワートはまさにピッタリの配役でした。
また、ただ美しいというだけでなく漂う気品やアクション時のカッコ良さなども際立っていたと思います。
47位:ある日どこかで
・見どころ:
「スーパーマン」で知られるクリストファー・リーブが詩情たっぷりに不思議な体験をする青年を演じます。
どうしても「スーパーマン」としてのイメージが強いリーブだけにこの映画では少し違和感を感じる部分もありますが、それは彼の違った魅力と解釈できるかもしれません。
・感想:
この映画の原作者はリチャード・マシスンであり、とにかくネタに詰まれば彼の短編を映画化するといった傾向が昨今の映画業界にはあるようです。
そんなマシスン作品の中でもこの映画は特に高い人気があり、全編に漂う不思議なイメージはなかなか他の映画では感じることができないものといえます。
「超人」ではないクリストファー・リーブも新鮮でした。
46位:プリンセス・ブライド・ストーリー
・見どころ:
この映画は、祖父が孫に読んでいる「本」の内容がメインストーリーとして展開するという少し変わった設定です。
この祖父を演じているのが「刑事コロンボ」で知られるピーター・フォークであることから、このサブストーリーの流れにもついつい気になってしまいます。
また、ピーター・フォークは全編のナレーションも担当しており、映画を見ている側も無理なく「本の世界」へと入っていくことができます。
・感想:
少年時代に読んだ本というものは、子供にとって想像力を働かせるための場でもあります。
この映画はそんな子供の想像力を具体化したものと考えることもできますが、ピーター・フォークの「語り」がその世界へと誘ってもらえるため、とても豪華な内容と思いました。
45位:極道大戦争
・見どころ:
ヤクザ映画でありながら「バンパイア」が登場するというなんとも荒唐無稽でハチャメチャな映画です。
ヤクザとバンパイアという一見相反するテーマを扱っていながら、三池崇史監督お得意のアクションシーンも散りばめた娯楽作品となっています。
・感想:
果たしてこれを「ファンタジー」と呼んでいいのかどうか悩みましたが、三池崇史監督自身が「ファンタジー映画」のつもりで撮影した、とのコメントをどこかで読んだのでここに入れました。
ヤクザに噛みつかれるとその人もヤクザになってしまう、というとてもリアリティがあるとはいえない設定ですが、その点だけで見ると確かにファンタジー映画かもしれません。
44位:3人のゴースト
・見どころ:
「ゴーストバスターズ」で文字通りゴーストを退治していたビル・マーレイが今度はそのゴーストとふれあうというなんとも奇妙な映画です。
この映画はディケンズの「クリスマスキャロル」を現代風にアレンジした作品ですが、主演にビル・マーレイを起用するという点がウィットに富んでおり、ストーリーについても「クリスマスキャロル」に沿ってハートフルなものとなっています。
・感想:
ファンタジー映画というのは、「非日常」的な現象が日常的に起こるものです。
この映画でも何の前触れもなく突然ゴーストが出現します。
でも彼らは怨霊というわけではなく、退治される対象のものではありません。
亡霊がでるからといってホラー映画にならない境界線というのは、こうした部分にあるのかもしれません。
43位:オズ
・見どころ:
かの有名な「オズの魔法使い」の続編的な作品であり、主人公ドロシーが再びオズの国を訪れ冒険をすることになります。
この映画の存在は決してメジャーなものではありませんが、「オズの魔法使い」と誰もが知る作品ということもあり知名度は決して低いものではありません。
・感想:
この映画はディズニーの隠れた名作という評価がされています。
有名な俳優や女優が出演しているわけではありませんが、元来「物語」というものはそんな「名もなき人々」によって紡がれてきたものです。
その意味では「隠れた名作」というのも言い得て妙だと思うのです。
42位:フック
・見どころ:
「大人になったピーター・パン」という設定がなんとも哀愁漂う作品です。
いつまでも子供のままでいることができないのは世の常ですが、そもそもピーター・パンは「年をとらない子供」だったのではないか、それがなぜ年をとっているのか、それはともかくこの映画のタイトルである「フック」に注目してほしいところです。
ピーター・パンの映画ではありますが、敵役のフック船長も外せないキャラクターなので。
・感想:
時間というものは誰に対しても平等なものです。
いつまでも子供でいるわけにはいかない、大人になるまでの時間も実はそれほど長くはないのです。
この映画はそんな時間にあらがいながら大人になってしまったかつての少年が見てこそ共感が得られるのではないでしょうか。
少なくとも「子供向け」ではないことは間違いないでしょう。
41位:時をかける少女
・見どころ:
大林宣彦監督の「尾道三部作」のひとつであり、原田知世の出世作ともなった作品です。
のちに続編がアニメ化もされましたが、この映画のおもしろいところは、タイムリープをするのが「思春期の女子高生」であるという点です。
作劇としても盛り上がりやすい特徴がありますのでスムーズに世界観に入ることができます。
・感想:
この映画の隠れた主役は、大林宣彦監督作品では欠かせない存在の尾美としのりです。
現在もなお、性格俳優として様々な顔を見せてくれますが、この映画でもおなじみの良い味を出しています。
彼のキャリアを考えると、現在も良い演技ができるのも納得というものです。
40位:ブラザーズ・グリム
・見どころ:
鬼才テリー・ギリアムがマット・デイモンとヒース・レジャーのダブル主演で制作したファンタジーアクション映画です。
テリー・ギリアム監督らしい独特の世界観と美術を誰もが知っている「グリム兄弟」をモチーフとした映画となっており、赤ずきんなどこれまた誰もが知っている童話のエッセンスも盛り込まれています。
・感想:
ファンタジー映画の中でも今作はややダークなイメージが全体的に漂っています。
ただダークなだけでなく、ところどころコミカルな演出も配置されており、物語にクッションを与えるといった配慮も随所に見られます。
「ダークナイト」でヒース・レジャーを知ったという人にもおすすめの映画です。
39位:白雪姫と鏡の女王
・見どころ:
この映画の見どころとしては、ジュリア・ロバーツの「悪役」でしょう。
それまでにヒロインとしての出番が圧倒的に多かったジュリア・ロバーツが演じる「悪役」は、「白雪姫」という誰もが知るテーマのストーリーだけに、存在感がある女優であることが不可欠でした。
誰もが知る素材がテーマですが、ストーリーは誰もが知る内容とは少し違う展開になっています。
・感想:
「おとぎの世界でバトルが始まる」というキャッチコピーの通り、ファンタジー映画ではありますがアクションやコメディなど様々なエッセンスが詰まっており、楽しい作品でした。
個人的にはジュリア・ロバーツの存在感が強烈すぎてそれだけでお腹いっぱいでしたが。
38位:パコと魔法の絵本
・見どころ:
この映画を一言で言うと「カラフルな映像」です。
もともとは舞台作品が原作だったようですが、ここまでカラフルな映像が作れるとは、さすがは世界に誇る日本の技術でしょう。
加えて、役所広司が「頑固親父」を演じるという話題性も豊かな作品です。
この他にも阿部サダヲや妻夫木聡といった豪華キャストですが、いずれもこれまでのイメージと異なる役柄を演じているという点も興味深いポイントです。
・感想:
本来であれば交わることがないはずの老人と少女との友情と交流をファンタジーの味付けで描いています。
病気がテーマともなれば必然的に重苦しい内容になりがちですが、そのあたりをうまくまとめた演出は見事なものといえるでしょう。
芸達者な役者が揃っているため、映像的にも見応えは十分なものに仕上がっています。
37位:コナン・ザ・グレート
・見どころ:
アーノルド・シュワルツェネッガー主演のアクションファンタジー映画です。
この映画は、若き日のシュワルツェネッガーがその肉体美を全編で披露するヒロイック・ファンタジーであり、彼がアクションスターとして名を馳せる原点ともいえる作品です。
極限にまでパンプアップした彼の肉体をこのうえなく堪能できる作品といえるでしょう。
・感想:
とにかく時代背景が時代背景なので、現在では規制されてしまうシーンもありますが、シュワルツェネッガーの肉
体の前にはその規制も何ら意味を為さないかもしれません。
とにかく荒々しく、それでいて美しい相反するテーマを体現するシュワルツェネッガーの肉体がすべてといえる映画です。
36位:マーラとバイキングの神々
・見どころ:
神々の争いに巻き込まれた15歳の女子高生が大活躍する、といういかにもな王道ファンタジーです。
異世界に召喚されるというのはファンタジー映画のありがちな設定ですが、これをいかに「ありがち」でなくするかということに腐心していることが伺えます。
・感想:
見どころの項目にもありますが、この映画のポイントは「ありそうでなかった」展開が素敵なものとなっています。
普通の女子高生がこれまで生きてきた人生の知識を武器に異世界で戦う、という展開は時代を超えて高い人気があるものです。
35位:ゴースト ニューヨークの幻
・見どころ:
デミ・ムーアの涙が印象的な映画ですが、ここで見逃せないのが霊媒師オダ・メイを演じるウーピー・ゴールドバーグです。
恋人が死んでしまうというシリアスな展開の映画ですが、彼女の存在がともすれば重苦しくなりがちな空気を整えることに一役買っています。
ある意味本当の主役は彼女といえるかもしれません。
・感想:
自分にとって大切な人が死んでしまった場合、幽霊でも良いのでもう一度会いたいと願うのは自然な感情といえます。
もしも自分が幽霊となった場合、それでももう一度会いたいと願ってくれる相手は果たしているのでしょうか。
そう考えるといろんな意味で切ない気持ちになる映画です。
34位:スターダスト
・見どころ:
「ハリー・ポッター」シリーズと同じくイギリス製の魔法ファンタジー映画です。
ただし、ハリー・ポッターよりは大人向けの内容となっています。
主人公からして「恋する女性」のために魔法の世界へと入っていくという設定であり、ラブコメ的な要素も強い作品です。
・感想:
イギリス製魔法ファンタジー映画ということでどうしてもハリー・ポッターと比較してしまいますが、最後まで楽しく見ることができました。
登場する魔法の描写はハリー・ポッターよりもゴージャスなイメージを受けます。
年齢層もハイティーンである点も面白い相違点と思いました。
33位:天国からきたチャンピオン
・見どころ:
「実は死ぬ予定ではなかった人が手違いで死んでしまった」という設定の元祖ともいうべき映画です。
主演のウォーレン・ベイティはもともとコメディアンとしてキャリアを積んできたということもあり、コメディタッチの演出でも優れた親和性があります。
・感想:
主人公がアメフトの選手という設定は、いかにもなアメリカンファンタジーと思いました。
日本ではアメフトはそれほど競技人口も多くはないばかりか、人気があるスポーツとは言いがたいからです。
やはりアメリカ人はアメフトが大好きなんだ、スタープレイヤーといえばアメフトの選手のことを指すんだな、と改めて思いました。
32位:ふたり
・見どころ:
この映画では、中嶋朋子と石田ひかりの「ふたり」が主演であり、そんな「ふたり」の関係を軸にストーリーが進行します。
絵に描いたような清純派のふたりが悲喜こもごもの青春を展開しますが、ただの青春映画で済まないあたりがさすが大林宣彦監督といったところでしょうか。
・感想:
大林宣彦という監督は、「女子高生」というものを描写させれば(少なくともこの当時は)右にでる者はいないと思います。
そんな中でもこちらは白眉といえるもので、中嶋朋子と石田ひかりというダブル主演なわけですから、その意味でもとても豪華な作品になっています。
もう一度こういう作品を見てみたいですね。
31位:ナイトメアー・ビフォア・クリスマス
・見どころ:
この映画は、アニメーションという体裁をとっていますが製作にティム・バートンが名前を連ねていることから、
「アリス・イン・ワンダーランド」などに通じる内容となっています。
製作技法としてストップモーションアニメが中心ではありますが、デジタル映像の技術も使われていることから、新旧の映像技術を融合した作品です。
こうした技術による映像表現の違いも見どころといえるでしょう。
・感想:
見た目や作品全体のイメージは少しおどろおどろしいものがありますが、決してホラー映画というわけではありません。
むしろコメディ映画に近い内容となっていますので、ホラーっぽいからちょっと…という人でも無理なく入っていける作品です。
30位:ラビリンス 魔王の迷宮
・見どころ:
とにかくジェニファー・コネリーが美しい、可愛い、これに尽きます。
こんな美しい少女ならそりゃ誰でも放ってはおけないでしょう。
特に中盤でドレスを着せられるシーンなどは、これはもうこの世のものとは思えないほどの美しさです。
できればずっとそのままの姿で、と願うのはやっぱり無理なお願いなんでしょう。
・感想:
ジェニファー・コネリーの美しさはもちろんですが、この映画で驚かされるのが精巧なキャラクター造形です。
映画が公開されたのは80年代なので当然CGなどはありません。
そのため、すべて特撮で表現しているということなんですが、中にはいったいどうやって動かしているのか全く理解できないキャラクターもいました。
こうした努力と工夫によってファンタジー映画の歴史は作られていったのですね。
29位:ナイトミュージアム
・見どころ:
博物館に展示されているものたちが動き出す、ここだけ読めばオカルト映画のたぐいですが、それをベン・スティラーが見事にコメディタッチに仕上げてくれました。
ファンタジー映画としても一級品の内容となっており、ただのドタバタ映画に終わっていないあたりがさすがベン・スティラーといえるでしょう。
・感想:
この映画はその後続編が2本作られました。
基本的な設定は同じですが、それぞれの作品ごとに異なるテーマ性が用意されており、見ている側にとっても毎回新鮮な発見があります。
第一作である本作の完成度が高いからこそ続編も高いレベルで作ることができたのでしょう。
28位:オズの魔法使い
・見どころ:
この映画が公開されたのは1939年ということで、まだ映画産業の黎明期ともいうべき時期です。
それだけに、まさにこの映画は最古のファンタジー映画ともいわれており、その後に続く映画作品に様々な影響を与えたことは言うまでもありません。
たとえば「アリスインワンダーランド」に通じる演出などもそこかしこに見ることもできますので、セットで楽しんでもよいかもしれませんね。
・感想:
今からおよそ70年以上前に作られた映画ですが、こんな古い作品であっても現在DVD化されているとはなんともすばらしい時代になったものです。
素晴らしい映画はデジタル化をして後世へと残す、これが正しい映画配給会社の姿勢というものでしょう。
27位:トワイライト
・見どころ:
ヴァンパイアという存在は、ファンタジー映画では欠かせない存在ですが、異種族と人間との恋愛をテーマにしたのがこの映画です。
異種族間のコミュニケーションという不思議な関係が構築されていきますが、ここで注目したいのが「自分と同じ種族になってほしい」「ほしくない」という葛藤です。
この「葛藤」を表現したのはおそらくこの映画が初めてでしょう。
・感想:
エドワードを演じるロバート・パティンソンは透き通るような白い肌と鋭い眼光から、まさに「ただ者ではない」雰囲気をたたえています。
それだけにヴァンパイア役としても最適なキャラクターだったと思います。
吸血鬼の青春ドラマといえば聞こえは良いですが、この映画はそんなテーマと共に「ダークなイメージ」も漂っており、ただの「吸血鬼はお年ごろ」では終らない点が評価されるべき作品です。
26位:ナルニア国物語
・見どころ:
「ロード・オブ・ザ・リング」以降異世界を舞台にしたファンタジー映画が数多く作られるようになりました。
「ナルニア国物語」についてもそんなファンタジー映画のひとつではありますが、その背景にあるのは、ひとつは映像技術の進歩にあるのではないでしょうか。
ナルニア国物語も目を見張るような美しい映像がたくさん使われています。
・感想:
「ロード・オブ・ザ・リング」もそうなのですが、原作そのものが作られたのはかなり古い時代です。
その当時から人間の想像力というものは秀逸なものがあったといえるかもしれません。
また、その当時の人々の想像力を具体化する技術がようやく追いついてきた、といったところでしょうか。
25位:ライラの冒険 黄金の羅針盤
・見どころ:
こちらはもともと「ライラの冒険」シリーズの映画化作品で、パラレルワールドを舞台とした少女の冒険ストーリーです。
この映画では敵役にニコール・キッドマンが出演していますが、その美貌がまたこの役における「悪辣さ」を際立たせており、非常に見応えがありました。
・感想:
この映画は続編が作られそうなイメージで終わっています。
しかし、現在のところ「ライラの冒険第二章」が作られそうな気配はありません。
ストーリーとしては一応この話で決着がついている部分もありますが、なかなかどうして消化不良な部分もないではありません。
実に面白い設定であり、うまくすれば第二の「ハリー・ポッター」にもなったのではないかと思われただけに少し残念です。
24位:夢のチョコレート工場
・見どころ:
ティム・バートン監督の「チャーリーとチョコレート工場」のオリジナル作品です。
リメイク作ですので、大まかなストーリーはほとんど同じですが、こちらのオリジナル版の方がファンタジー色が強いイメージをたたえています。
違いがあるとすればジョニー・デップの存在感が大きすぎるといったところでしょうか。
・感想:
もしも「ファンタジー映画」というものが「不思議なイメージの映画」ということであればこの映画は間違いなく上位にランキングされて然るべきでしょう。
「チャーリーとチョコレート工場」があまりにも有名になりすぎたためにそれに控えてしまいがちですが、この映画のもつ存在感・意義というのは再評価されるべきだと思うのです。
23位:素晴らしき哉、人生!
・見どころ:
この映画はとにかく脚本が素晴らしい作品です。
戦後間もない1946年の作品ですが、この当時でここまで練り上げられた脚本ができたというのは実に見事であるといえるでしょう。
タイトルの通り、良質なヒューマンドラマでもありますが、ファンタジーとしての側面もしっかりと描かれています。
・感想:
人生は希望に満ちている、そんなことを今いえば偽善ともとられかねません。
特にストレス社会ともいわれる現代社会においては偽善的な表現しかできないといえるでしょう。
それでもなお、人が生きるためには希望が必要です。
素晴らしい人生とは何なのか、戦後間もない頃に公開されたこの映画がそのヒントとなるかもしれません。
22位:オールウェイズ
・見どころ:
この映画は天使の役としてオードリー・ヘップバーンが出演しています。
彼女の出演作の中でも「晩年」の作品ではありますが、「銀幕の妖精」と呼ばれたその美しさは全く見劣りするものはありません。
リチャード・ドレイファスやホリー・ハンターなど演技派の俳優が多数出演している点もこの映画のポイントといえます。
・感想:
誰でも年齢を重ねると肌にはシワはでき、髪の毛は薄くなり、あるいは白くなっていきます。
女優のように「見た目」が重要であるという人であってもそれが同じことです。
この映画のヘップバーンは、そんな「老いた姿」を隠すことなくそれでいて気品漂う姿で登場します。
誰でも年はとりますが、それならせめて「きれいに年を重ねたい」と感じました。
21位:ビッグ・フィッシュ
・見どころ:
なんとも不思議な映画です。
父と子の関係修復がストーリーの縦軸として機能しますが、その展開のほとんどがファンタジー的な映像として動いています。
時間がとまったり、人外のキャラクターと競演したり、と様々なファンタジー要素が盛り込まれていることでただの親子和解に終わらない映画に仕上がっています。
・感想:
ヘレナ・ボナム・カーターが大活躍、と思います。
ていうかユアン・マクレガーはどう考えてもこの映画では彼女を選ぶべきだったのではないか、とさえ思います。
もっとも、こういう展開は恋愛がテーマともなれば必ずでてくるものなので、それも込みでこの映画は面白いファンタジー映画だったといえるでしょう。
20位:フィールド・オブ・ドリームス
・見どころ:
「父と子」というのは対立と和解を繰り返すものといわれています。
それが親子の権利なのだ、という向きもありますがこの映画もそれが大きなテーマとなっています。
もちろんそれだけではなく、実在したメジャーリーガーをストーリーに組み込むことで一級のファンタジー映画に仕上げています。
・感想:
これまで見てきた映画の中で号泣する映画を一本挙げろ、といわれれば間違いなくこの映画を推します。
それほどこの映画に込められているドラマ性は秀逸なものとなっており、それらのすべてがラストの「キャッチボールは?」というシーンに集約されています。
父親がいるすべての人にぜひ見ていただきたい映画と思います。
19位:オーロラの彼方へ
・見どころ:
いわゆる「タイムスリップ」もののひとつですが、無線の「電波」だけがタイムスリップをするという珍しい展開です。
この映画も「父と子」の関係性がクローズアップされていますが、過去と未来とで協力しながら事件を追いかけるというのは面白い試みと感じます。
・感想:
冒頭では死んでしまった主人公の父親がラストでは無事に生存している、なんともご都合主義な映画ですが、この映画に限ってはそのご都合主義が愛おしい内容です。
家族にとってハッピーエンドの形というのはそれぞれ異なりますが、彼らにとってはこれこそがまさにハッピーエンドなんだと思います。
18位:バタフライ・エフェクト
・見どころ:
この映画でぜひ見ていただきたいのがケイリーを演じたエイミー・スマートです。
主人公エヴァンの行動によって彼女にも変化がでてくるのですが女子大生からドラッグ中毒のコールガールまで極めて大きな振り幅で変化しています。
ささいな行動が大きな結果に変化する、まさに「バタフライエフェクト」とは彼女のことではないでしょうか。
・感想:
「見どころ」のケイリーとともに見逃せないのが彼女の兄トミーです。
彼もまたケイリー同様に大きく変化するのですが、もともと残忍な性格だった彼が終盤には大きく変わります。
まさに「変わりすぎ」な彼の変化を楽しむのも面白いかもしれません。
17位:イントゥ・ザ・ウッズ
・見どころ:
この映画では「ジャックと豆の木」や「赤ずきん」など、おとぎ話に登場したキャラクターの「その後」を描いた作品です。
誰もが知っているようなキャラクターのなかに「ラプンツェル」や「オオカミ」が含まれていることがおもしろい点ですが、特筆すべきはそのオオカミをジョニー・デップが演じているというものです。
さすがの存在感はこの映画でも健在です。
・感想:
ジョニー・デップだけに目がいきがちですが、この映画ではメリル・ストリープ演じる魔女が良い味を出しています。
それにしてもこのキャラクターの人選?はけっこうバラバラです。
特に「ジャックと豆の木」と「シンデレラ」とを組み合わせようと考えたあたり、かなり秀逸な設定といえるのではないでしょうか。
「森」をテーマとしているだけあって、それにまつわるキャラクターを集めたのは見事でした。
16位:ヒューゴの不思議な発明
・見どころ:
この映画には、映画黎明期に活躍したジョルジュ・メリエスの映画づくりに関する内容が語られます。
実にじっくりと映画を作るために取り組んでいる様子がみられますが、現在の映画製作との対比を知ることができるという意味で非常に興味深い構成です。
・感想:
少年と少女との交流がメインテーマと思って見ていたのですが、実はこの映画のテーマはメリエスに対する果てしないリスペクトにあると思います。
今でこそCGで何でも表現できるような、そんな時代になっていますがメリエスが映画を撮影した当時はもちろんそんな技術はありません。
そんなメリエスに対して敬意を表する映画、それが本作と思います。
15位:ホビット 思いがけない冒険
・見どころ:
かの「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのスピンオフとして作られた「ホビットの冒険」シリーズの第一作です。
スピンオフとはいえ、この映画だけでも十分楽しめる内容となっています。
「ファンタジー」という世界観と呼ぶにふさわしい設定とその映像から多くのファンが存在する映画でもあります。
・感想:
ストーリー的には「ロード・オブ・ザ・リング」の前史として作られていますので時系列に沿って見るのであればまずはこの映画から見るというスタイルでも良いと思いました。
こちらも実に壮大なストーリーとなっていますので、ファンタジー好きな人であれば外せない作品といえます。
14位:さびしんぼう
・見どころ:
「転校生」「時をかける少女」に続く大林宣彦監督の「尾道三部作」の最終作です。
まさに「美少女」と呼ぶにふさわしい富田靖子の魅力が満載の映画ですが、大林監督作品に欠かせない尾美としのりがとても「良い味」を出しています。
不思議な存在として描かれる「さびしんぼう」との奇妙な交流を通して成長していく少年を好演しています。
・感想:
尾美としのりは、若い頃はどこか気持ち悪さをたたえた役者だったのですが、それがまた「等身大」の魅力として機能していたと思います。
中学生・高校生のころなんてものは、誰でも多かれ少なかれ「一種の気持ち悪さ」をもっているもんだ、と開き直って見るとまた違った印象を受けることでしょう。
13位:ビッケと神々の秘宝
・見どころ:
日本では「小さなバイキングビッケ」としておなじみですが、その実写版第二弾です。
かつてアニメ版が日本でも放送されていたこともあって、懐かしさを感じながら見るという人も多いのではないでしょうか。
なぜか日本国内ではそれほど大々的にプロモーションはされませんでしたが、ドリフのようなコント仕立ての演出もあり、楽しい映画です。
・感想:
子供の頃に「小さなバイキングビッケ」のアニメを見たことがあったのですが、アニメの雰囲気がそのまま実写になったような、そんな映画です。
漫画やアニメを実写化するという動きは日本でも活発ですが、イメージ通りに仕上げるという意味ではまだまだ日本は及ばないな、と思いました。
12位:シザーハンズ
・見どころ:
ジョニー・デップの哀愁ただよう演技と、それを表すかのような物悲しい演出が美しい作品です。
ティム・バートン監督といえば独特の映像美を追求することでも知られており、ジョニー・デップともタッグを組むことが多いのですがその中でも高い人気のある作品といえます。
・感想:
「死ねない体」というのはやはり悲しい、けれどもそれだけではないことをこの映画では教えてくれます。
そんな不思議な存在感をジョニー・デップが見事に演じきっており、この点だけでも特筆すべき映画といえるかもしれません。
ファンタジー映画とみるかラブコメディとみるかは人によって分かれるところですが、ここではファンタジー映画とします。
11位:魔法にかけられて
・見どころ:
ディズニーの映画の中でも極めて変化球の作品です。
アニメと実写映画との融合という試みは昔からありましたが、それをここまで高いレベルで融合させた作品はかなり珍しいのではないでしょうか。
のちに「アナと雪の女王」で人気者になるイディナ・メンゼルが出演しているのも見逃せないポイントです。
・感想:
エイミー・アダムスをこの映画で初めて知ったのですが、まさに「天真爛漫」という性格がぴったりな女優さんと思いました。
もちろんこれは彼女がそういう人だというわけではなく、他の映画ではちゃんとシリアスな演技もできることがわかっています。
こうした役者の高いレベルの演技があってこそこの映画の完成度も高くなっているといえます。
10位:チャーリーとチョコレート工場
・見どころ:
ジョニー・デップの魅力が満載の映画です。
もともと優れた役者であり、魅力的な俳優であることは今更言うまでもありませんが、そんな彼の作品の中でもこの役は特に素晴らしいものがあります。
もちろんジョニー・デップだけを見ていれば良いというわけではありませんが、この映画を見る人のほとんどは彼目当てで見ているのではないでしょうか。
・感想:
ファンタジー映画ではありますが、家族との絆や仲間との絆など考えさせられる部分の多い作品でした。
ジョニー・デップの演技ばかりが取りざたされることが多いものの、この映画における演出も秀逸なものとなっており、この辺りも実に見逃せないポイントといえそうです。
9位:マレフィセント
・見どころ:
ディズニー映画には少なからず「悪役」が存在しますが、マレフィセントもそのひとりです。
この映画はそんなマレフィセントの目線からストーリーが進行するという少しめずらしい体裁をとっています。
マレフィセントを演じるのは稀代の女優アンジェリーナ・ジョリー。
彼女が命を吹き込むことにより、マレフィセントはただの悪役ではなくなったといえるでしょう。
・感想:
なんといってもアンジェリーナ・ジョリーの独特の存在感あっての作品です。
ディズニー映画の悪役らしい個性的なコスチュームも、大真面目に演じるからこそ見栄えのあるものとなっており、これが日本映画で作るとなればなかなかこうはいかないのではないでしょうか。
8位:ハリー・ポッターとアズカバンの囚人
・見どころ:
この作品は「ハリー・ポッター」シリーズの中でも特に高い人気があります。
それは、この作品から「ハリー・ポッター」というシリーズの作風に変化がでてきたためです。
それは少年期を終えたハリーたちの変化でもあり、シリーズそのものの過渡期であるためと考えることもできます。
・感想:
「囚人」という単語があるように、全体的なストーリーのイメージはやや暗めのものとなっています。
ハリー・ポッターといえばファンタジー映画の代名詞のような存在ではありますが、ファンタジーというものには
必ず「暗い影」のようなものがつきまとうものです。
この映画は、そんな「暗い影」が少しずつ見え隠れするシリーズであり、その点が全作を通して高い人気の要因となっているのかもしれません。
7位:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々
・見どころ:
CGと特撮によって再現されたミノタウロスやメデューサなど「ギリシア神話の怪物」たちが本当にたくさん登場します。
もちろん怪物だけでなくゼウスやハーデスなどオリンポスの神々も多数登場、かなりの迫力とスケールでストーリーが進行しますが、その中心にいるのが普通の高校生(と思っている)という点もストーリーに対して一定の緩衝材となっています。
・感想:
ギリシア神話にそれほど詳しくない人であってもゼウスやポセイドン、ハーデスといった神々の名前ぐらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。
ギリシア神話をモチーフとした映画は様々なものがありますが、その中でもこの映画は登場するキャラクターの造形など、高い完成度を誇っていると思います。
6位:メリー・ポピンズ
・見どころ:
この映画は主人公メリー・ポピンズの独特の存在感・キャラクター性が楽しい作品ですが、特筆すべきは「アニメ」と「実写」とが融合した映画であるという点です。
歌、ダンス、そして夢と希望、ユーモアがとにかくいっぱいのとても楽しい映画であり、現在に続くディズニー映画におけるひとつの原点といえるかもしれません。
・感想:
この映画を語るうえで外せないのが、数々の名曲です。
中でも「チムチムチェリー」はメリー・ポピンズを知らないという人であっても耳にしたことがあるのではないでしょうか。
アニメと実写との融合といえば「魔法にかけられて」が有名ですが、それを遡ること40年前に既にこんな映画があったことを忘れてはいけません。
5位:アリス・イン・ワンダーランド
・見どころ:
この映画ではジョニー・デップ演じる「マッドハッター」の姿がとにかくぶっ飛んでいます。
本人は至って楽しんで演じているのですが、「マッド」の名前の通りどこか狂っている(良い意味で)のではないかと思うほどの存在感です。
この映画は彼だけ見ていればそれだけでも十分であり、実際に彼見たさにこの映画を見たという人も少ないないでしょう。
・感想:
続編の公開も決定しているこの作品ですが、ティム・バートンお得意の「不思議な世界観」が炸裂します。
なにしろテーマは「不思議の国のアリス」なわけですから、不思議な世界を作ることにかけては右に出る者のいないティム・バートンの独壇場といえるかもしれません。
4位:ロード・オブ・ザ・リング
・見どころ:
「指輪物語」は世界中で読み継がれるファンタジードラマですが、その映画化に臨んだ作品です。
とにかく壮大な世界観とそれを支える圧巻の映像美こそがこの映画の見どころといえます。
登場するキャラクターもファンタジー映画らしく個性的なものばかりで、果てしなく続く旅を予感させられます。
・感想:
「見どころ」の項でも書きましたが、この映画を見て思うこと、それはとにかく「壮大」であるということ。
そもそも地球上の話ですらないのに、まるでそこにあるかのようなリアル感は、ファンタジー映画の新たな時代の幕開けといえるでしょう。
主演のイライジャ・ウッドはじめ出演者たちもいきいきと演じています。
3位:夢
・見どころ:
この映画はかの黒澤明監督作品の中でも異彩を放つ作品です。
中でも特筆すべきは、映画監督のマーティン・スコセッシがゴッホの役で出演しているという点でしょうか。
黒澤明監督をリスペクトしてやまないというスコセッシ監督の熱望で実現したキャスティングですが、実に印象的なシーンに仕上がっています。
・感想:
スコセッシ監督の登場という点で話題性があった作品ですが、このほかにも「狐の嫁入り」など不思議で奇妙なシーンが数多くでてきます。
映像の美しさ、という意味ではこの映画は実に優れたものがあり、リアリティを追求した黒澤明監督のひとつの到達点ともいえる作品ではないでしょうか。
2位:ネバーエンディングストーリー
・見どころ:
おそらくほとんどの人が「ファンタジー映画」と聞いてイメージする映画ではないでしょうか。
なにしろ登場する異世界の名前が「ファンタアジェン」なうえ、出てくるキャラクターもとにかく「おとぎ話の世界」から抜けだしてきたかのようなものばかりです。
こうしたキャラクターの造形が楽しい映画です。
・感想:
本が好きだという人はたいてい映画も好きだったりします。
やはり日常とは異なる環境を望む心があるからなのかもしれませんが、この映画は「本を読んでいるといつの間にか異世界に来ていた」という展開です。
こうしたドラマチックな展開があるからこそ無理なく映画の世界に入りこむことができます。
1位:ハリー・ポッターと賢者の石
・見どころ:
今や「ハリー・ポッター」といえばファンタジー映画の代名詞ともいうべき存在ですが、そのハリー・ポッターシリーズの記念すべき第一作です。
主演のダニエル・ラドクリフをはじめキャスト陣は全員あどけなさを残した少年少女たちですが、次第に心身ともに成長していく様子を以降の続編で感じ取ることができます。
・感想:
この映画が作られたのはもう10年以上も昔になりますが、それをみじんも感じさせない映像の美しさが圧巻です。
まさに「ファンタジー」と呼ぶにふさわしい不思議な空間、「魔法」というものの可能性、凄まじさを実感させてくれる、文字通り「時間を忘れて」見ることができました。