・あらすじ:
前作「エイリアンvsプレデター」での南極の戦いでエイリアンに寄生されたプレデターの体から「プレデリアン」が誕生した。
プレデターの宇宙船はプレデリアンの襲撃でコントロールを失い、アメリカのコロラド州にある森へ墜落してしまう。
さらにプレデターの宇宙船には標本としてエイリアンのフェイスハガーが保存されていたが、それらの標本も宇宙船の墜落に伴い外へ出て行ってしまい、地球でエイリアンの増殖が始まった。
プレデターからの救難信号を受けて、彼らの本星からエイリアンの駆除を専門とするザ・クリーナーが地球にやってきた。
ザ・クリーナーは地球に出たプレデリアンを追跡するが、繁殖したエイリアン軍団とプレデターの戦闘力を得たプレデリアンを前に苦戦を強いられる。
人類・エイリアン・プレデターの3つ巴の決戦が始まった…!
・見どころ:
この映画は前作「エイリアンvsプレデター」の続編であり後日談となっていますが、アクション性の強かった前作と異なり今回の作品はホラー色を強めています。
そのため、今作はPG-12(12歳未満の鑑賞には成人保護者の同伴が適当とされる)指定の映画となっており、映画のそこかしこで血しぶきが舞うシーンが展開されます。
そんな中注目すべきはザ・クリーナーのアクションでしょう。
エイリアンの駆除を専門とする特別なプレデターということもあって、プレデリアン以外のエイリアンに対してはほぼ無敵の強さを見せています。
前作では人類と馴れ合ったプレデターですが、ザ・クリーナーはそんなこともなく文字通りの3つ巴バトルが展開されます。
・感想:
プレデリアンの誕生は前作のラストだったのですが、その当時は「周囲がみんなプレデターなんだから問題無いだろう」と思ったものです。
「宇宙船内部に1匹のエイリアンが出現」という状況は1作めのエイリアンと同じですが、地球人類と異なりプレデターはエイリアンの存在を認識しているうえ、対エイリアン用の兵器やノウハウももっているはずですので難なく駆除できると思っていました。
が、結果は全くの逆で狩られたのはプレデターの方でした。
つまり、1匹のエイリアンの方がプレデター軍団よりも強い、ということになります。
そのエイリアンはプレデターの戦闘力と知性をもっているから、という設定ではありますが、少し拍子抜けしたのもまた事実です。
もっとも、タイマンだと地球人相手でもプレデターは勝てないわけですから、ある意味当然といえば当然かもしれません。