・あらすじ:
銀河帝国による圧政が続く銀河系。
そんな中、銀河帝国に反旗を翻した同盟軍は銀河帝国の最終兵器であるデス・スターの設計図を入手する。
銀河帝国皇帝の命を受けたダース・ベイダーは設計図の奪還と同盟軍本拠地の発見のために動き出す。
同盟軍の指導者のひとり・レイアをとらえたベイダーは設計図のありかを聞き出そうとするが、設計図は二体のドロイドと共に既に惑星タトゥイーンへと渡っていた。
タトゥイーンに住む青年ルーク・スカイウォーカーは二体のドロイドを引取り、そこでレイアからのメッセージを受け取る。
レイアのメッセージにあった「オビ=ワン・ケノービ」という人物を探すルークは、それが世捨て人として生活をしている老人ベン・ケノービであることを突き止める。
ベンは自分がかつてジェダイの騎士だったこと、ルークの父親アナキンの友人だったことを伝え、アナキンが使っていたライトセーバーを渡すのだった。
レイアを救出するため、ならず者ハン・ソロと共にルークは宇宙へと旅立っていく。
・見どころ:
この映画は「スター・ウォーズ」サーガの中で一番最初に公開された作品です。
現在でいう「エピソード4」というサブタイトルはビデオ収録時に初めてつけられたものであり、公開当時は設定されていませんでした。
そのため、この映画のみ「単体」で見ても楽しめる作品となっています。
この作品はその後もシリーズ化され2015年の12月には10年ぶりとなる新作が公開されることも決定しています。
これからスター・ウォーズを見ようと思う人なら、まずはこの「エピソード4」から見てみると良いでしょう。
・感想:
この作品はその後も続くスター・ウォーズの「劇場第一作」ということですが、ストーリーとしてはとにかく勧善懲悪のシンプルなものとなっています。
ルークの父親がダース・ベイダーであること、ルークの妹がレイアであること等のストーリーの根幹となる設定はこの作品ではまだ語られませんが、多くの魅力的なキャラクターが登場するため楽しい作品です。
とはいえ、初公開が1977年ということで映像的な「古さ」は否めないのもまた事実でしょう。
まだCGなどというものもなかった時代の作品なので、どうしても最近の作品に比べるとやや見劣りする部分も無いわけではありません。
それでも多くのファンが存在することがこの映画が魅力的であることを雄弁に物語っています。
スター・ウォーズシリーズの中でもこの映画は特別な位置づけと考えるファンも多いのですが、それは初めて世に出たスター・ウォーズであるという理由だけではなさそうです。