・あらすじ:
ダッチ・シェイファー少佐率いる特殊部隊はゲリラに拉致された政府要人救出の任務を帯びて某国に潜入する。
そこで彼らは皮膚をはがされ木に吊らされた謎の死体を発見する。
ゲリラの猟奇殺人かと思われたが、それは未知の異星人”プレデター”のしわざだった。
シェイファー率いるチームは既に未知の異星人の標的となっていたのだ。
一人、また一人と命を落とすシェイファーのチームのメンバーたち。
ついに最後の一人となってしまったシェイファーは、異星人との一騎打ちに臨むべくジャングルに数々の罠を仕掛ける。
異星人の目的は何か、そしてシェイファーは異星人との対決に勝利できるのか。
・見どころ:
この映画はアーノルド・シュワルツェネッガーの代表作のひとつです。
アクションスターとして全盛期を迎えていたシュワルツネッガーの作品の中でもこの映画が最も好きだというファンも多いのではないでしょうか。
その後「プレデター2」「プレデターズ」とシリーズ化されたことから、この映画が各方面から高く評価されていることがうかがえます。
このプレデターですが、前半は「戦争アクション映画」、そして後半は「異星人バトル映画」とひとつの作品で2つのジャンルを同時に楽しむことができる作品です。
もちろん観客からすればプレデターとの対決がメインではありますが、ミリタリーアクションが好きな人にとっても楽しめる映画に仕上がっています。
鍛えあげられたシュワルツェネッガーの肉体と真っ向からぶつかるプレデターとのラストバトルも見応えがあります。
・感想:
やはりシュワルツェネッガーのアクションが素晴らしいと感じました。
前半の銃を使ったミリタリーアクションはもちろん、後半のプレデターとの殴り合いなど、自慢の肉体を使ってのアクションを存分に楽しむことができます。
この頃のシュワルツェネッガーといえば、「ターミネーター」や「ゴリラ」「レッドブル」ととにかくアクション映画ばかりに出演していましたが、そんなアクション映画の中でも「プレデター」は異色作ではないでしょうか。
というのは、この映画ではシュワルツェネッガーの珍しい「怯える表情」というものを見ることができます。
「ターミネーター」のサイボーグでは絶対に見ることのできない表情でしょう。
もっとも、シュワルツェネッガーがおびえる相手はもはや地球上には存在しない、ということの表現ともいえるかもしれません。
プレデターの目的も侵略とかではなく、本当に「戦いたかっただけ」という点も秀逸です。